EU離脱の余波が続くイギリスの北アイルランドでは親イギリス派のプロテスタントのお祭りが親アイルランドのカトリック系住民との間の緊張を高めています。
12日は、17世紀にプロテスタントの王がカトリックに勝利したことを祝う祭日で、前夜には北アイルランド各地のプロテスタント居住区でたき火が行われます。こちらには▼アイルランド国旗の色に塗られた工作物がのっているほか、▼EU離脱に絡んで北アイルランドとイギリス本島の間に関税上の国境をひいた議定書のことも書かれていて、これらが派手に燃やされることになります。
一方、ベルファスト市内では両派の居住区の境界線近くでたき火の準備が行われ、カトリック系住民からは「近すぎて対立を煽る」と懸念する声が聞かれました。